毛細血管拡張症

顔が赤いと感じる場合は、もしかすると「毛細血管拡張症」かもしれません。

さまざまな要因で血管が膨張し皮膚が赤く見えてしまいますが、適切な治療を受ければ改善します。

まずは、毛細血管拡張症とは何なのか、把握していきましょう。

毛細血管拡張症とは?

私たちの皮膚の下には、たくさんの毛細血管があります。

外気の温度によって筋肉とともに毛細血管も拡張と縮小を繰り返し、血流の流れを調整することで肌温度を適度に保っています。

毛細血管拡張症(もうさいけっかんかくちょうしょう)の場合は、毛細血管が何らか原因で膨張します。この膨張により、通常と比べて血液が増加したことで皮膚が赤く見えてしまうのです。

では、なぜ毛細血管が膨張してしまうのか、原因をみていきましょう。

毛細血管拡張症になる原因

  • 皮膚が薄い
  • 外部刺激や摩擦
  • 気温差が激しい
  • アルコール・刺激物の過剰摂取
  • 血管の老化
  • 緊張や動揺

以上が毛細血管拡張症の原因です。まだまだ解明できないことも多く、いまだに謎が多い皮膚症状とも言われています。

毛細血管拡張症の症状タイプ

〈単純タイプ〉

毛細血管が、赤や青色に線状に枝分かれします。盛り上がりはなく、鼻や頬に多く見られます。若者から高齢者まで発症します。

〈樹の枝状タイプ〉

上記の単純タイプとほぼ同様です。

樹の枝のように枝分かれが多く見られる場合に「木の枝状タイプ」と呼ばれます。若者から老人まで発症します。

木の枝状タイプ

〈クモ状タイプ〉

血管を中心にして、360度にわたって枝を出します。特に若い女性に多く見られる症状で、女性ホルモンが関係していると言われています。

クモ状タイプ

〈丘疹(きゅうしん)タイプ〉

赤色の1ミリ~1センチ程度の斑点ができます。

皮膚から少し隆起しているので、触ると盛り上がりがあります。背中、胸、腹に多く見られます。

丘疹タイプ

〈紅斑(こうはん)タイプ〉

血管が確認されず、赤い湿疹が消えずに残っている症状です。鼻周りや頬に多くできます。若者から発症し、外用薬で治療する場合もあります。

紅斑タイプ

画像引用:毛細血管拡張症・赤ら顔の治し方について(症状・原因) - 山手皮膚科クリニック

毛細血管拡張症と似た症状

毛細血管拡張症と似た症状があるので、よく見極めることが大切です。

酒さ

炎症性の慢性疾患・酒さ(しゅさ)の初期症状に、毛細血管拡張症が起こります。酒さとはしらずに、治療が遅れることがあるので注意が必要です。

症状は、鼻の頭から両頬にかけて毛細血管が広がり顔が真っ赤になります。また、症状は3段階にわけられ、悪化するごとに呼び名が変わります。

第1期:毛細血管拡張症が起こる「紅斑性酒さ(こうはんせいしゅさ)」

第2期:ニキビのような吹き出物ができる「酒さ挫瘡(しゅさざそう)」

第3期:鼻の頭にコブ状の吹き出物ができる「鼻瘤(はなこぶ)」

赤ら顔

赤ら顔は大きくわけると2種類あり、血管に関係するものと皮膚自体が赤くなるものがあります。

血管の影響で赤くなる場合は、毛細血管拡張症と症状が似ているため間違えないようにしましょう。

この場合、精神的要因や皮膚の薄さが原因で、血管が膨張して血液の色が目立ちます。

また、ニキビ、脂漏性皮膚炎、肌荒れ、などによって皮膚自体に炎症を起こす赤ら顔もあるので、このタイプだと丁寧なスキンケアが必要です。

毛細血管拡張症をカバーするには?

毛細血管拡張症の症状だけが現れた場合、お肌に炎症が起こっていないので普段通りにメイクをすることが可能です。

毛細血管の赤みを隠すには、化粧下地にコントロールカラーを使うのがおすすめ。

肌の赤みやくすみも補正するので、いつものファンデーションが自然な色になり、違和感なく毛細毛血管拡張症をカバーできます。

毛細血管拡張症はどのタイプも治療可能

美容皮膚科で行われている毛細血管拡張症の治療には、3種類あります。

レーザー治療

症状が気になる部分に、レーザーを照射して治療します。血液中にあるヘモグロビンに反応するレーザーを使用し、毛細血管を凝固、縮小させて赤みを消します。

光治療

毛細血管にのみ、光を照射します。赤みの原因となる血管内の血液だけに反応し、赤みを抑えます。

設定によっては、色々な太さの血管に最も効果のある光を作り出すことができるため、治療効果も高いです。

硬化治療

毛細血管拡張症の原因となる血管に、硬化剤を注射して皮膚の上から包帯で圧迫し、血管の内側を密着させて閉塞(へいかん)させます。

そして、原因となる血管を徐々に縮小させ、最後にはお肌の組織に吸収されて消してしまう治療法です。

美と健康のためにも早めに対策

毛細血管拡張症が顔の目立つ部分にできると、女性なら特に気になってしまうものです。

炎症が起きていない場合は、メイクでうまくかくせるかもしれませんが、お肌に負担がかかるのは事実。

毛細血管拡張症を完璧に治したいという方は、自分の症状をよく把握して、美容皮膚科でしっかりと治療することをおすすめします。

【免責事項】
このサイトは、福岡の美容皮膚科をお探しの方のために、おすすめのクリニックを紹介しているサイトです。
予約などの際には、必ず各HPをご確認の上、個人の責任でお申し込みくださいませ。※2016年9月現在